言えない恋





…‥壮介!?



なんで…





ガチャ…



私はすぐ扉を開けた



「入っていい?」


「う、うん…」




なんで…?




すぐにキッチンに行き、飲み物を準備する



「いいよ。寝てろ」


「え…」


「体、調子悪いんだろ?何もしなくていいから寝てろよ」



なんでそれ…



「誰から聞いたの…?」


「春」



春くん…?



あ‥



もしかして歩美が‥



「さっき仕事終わってさ、こっちに直行してきた」


「え…大丈夫なの?」


「なにが?」



なにが、って…‥



"壮ちゃん"



あの女性の声が頭に回る


私のことより‥…




「別にお前に迷惑かけたりしねぇよ。報道されたら正直に言えばいんだから」



報道…



あ、そうだ



それもあるんじゃん!!



こんなとこに来てるの写真でも撮られたら…



‥ん?



正直に言う?…って




「いいの?!壮介がそれじゃ…」


「俺が、なに?」


「仕事とかに影響するんじゃ…、それにファンだって減っちゃうかもしれない…」



「仕事は変わんねぇよ。それにファンなんていてもうるさいだけだし、丁度いんじゃね?」



「でも…」




壮介は…‥私のこと




どう思ってくれてるの?







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