守ってあげたい 【完】
騒ぎになり、用務員のおちゃんが
あたふたと駆け付けて来た。


今さら遅っせーんだよ。
どうせ来るなら、
コイツラが悪さする前に来いよっ



倉庫の中から、ダンダンダンッと
音が聞こえる。


「っ!!
 おっちゃん、先に倉庫を開けろ!
 中に・・人がっ」


叫んでる最中も、3年の勢いは
止まらない。

クソッ
うまく避けられねぇっ
さっきの1発、腹にくらったのが
今頃効いてきたか。



「早く開けろ!」

と、おっちゃんに怒鳴りつける。
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