守ってあげたい 【完】
『あ・・』


「ん?」


『なんでもない・・』


「黙って寝ろ」


『うん』


私は抱きしめられたまま、
目を閉じた。

白男子の髪の毛から
私と同じシャンプーの香りがして。

危険な状況にいるのに
なんだかほっとして
あっという間に
眠りに落ちていた。
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