守ってあげたい 【完】
「どけっ」


カスミが私の後ろを指さしたと同時に
後ろからドンッと押された。


『痛っ』


押された勢いで前の机にぶつかり、
腰を思いきり打った。


イテテ・・と腰をさすりながら
視線を向けると


黒いフードを被った男子が
窓際の一番後ろの席に
ドカンと座った。



・・そこ、私の席なんですけど・・
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