もう一度、恋して下さい!
夏休みが終わる少し前の事


「悠樹、ちょっとこい」


本多君に手招きされ、人気のない場所へ




「表向きは、俺の彼女は、加純だけど
俺は、悠樹と別れたつもりねえから」




全く理解出来なかった


つまり、私はまだ彼女なの?


本多君は、続けた



「俺が本当に好きなのは、悠樹だからさ」



この人の何を好きだったんだろう???



「加純にバレないように
お前も気をつけてくれたらいいから!」



「私は、別れたつもりだから」





本多君の目をギロリと睨む




「猛!こんなとこで何して…宮崎?
キモっ!まだ猛が好きなの?
ストーカーかよ!?」




本多君の友達が現れて
私をストーカー扱いする




「そっ そうなんだよ!!!
コイツ、まだ俺が好きなんだってさ!
迷惑だって言ってたとこなんだよ!」




本多君の友達が私の手を掴んだ










その力には、どんなに抵抗しても











敵わなかった


























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