もう一度、恋して下さい!
俺の目からは、涙が溢れていた

手放したくなかった

本当の彼女になって欲しかった



「晄さん! やだ!私、感謝してるんだよ!?
いっぱい助けてもらって!!
だから、自分を責めないで!! ね?」



悠樹は、笑っていた

苦しそうに


本多さんが好きだと言っていた泣き顔は見せず
とても優しく

天使か?って、可愛さで


「悠樹、先に戻れ」

「うん 晄さんをお願いね!」

「おう」



悠樹が部屋を出てから
俺は、嗚咽した

先輩は、俺が泣きやむまで黙って隣に座っていた



オフィスに打ち合わせしていると連絡をしてくれて
ゆっくり泣けた



「ちょっと… お前を疑った
悠樹を好きって気持ち、変わったのかと
お前さ、脅されてる?」

「!!!!!なんでわかるんですか!?」

「いや、聞いてみただけだ」



……


墓穴?






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