もう一度、恋して下さい!
そして、また蹴られ踏まれ

遠のく意識

彼女らが立ち去る足が見えた



目覚めると真っ白な病室

「おい!わかるか?」

心配そうに私を覗き込む一喜が目に写った


「どうしてあんなとこにいた!?誰にやられた!?」


私は、酷くガッカリしていた

また、あの日々が続く…


なら、いっそ…


そんな考えが、いけないことくらいわかる


でも、でも…



「おい!聞いてんのか!?答えろ!!」


どうして、私を責めるの?



< 42 / 106 >

この作品をシェア

pagetop