もう一度、恋して下さい!
先輩は、唇を噛みしめた


「社長より
今回の件、事態の収拾を申しつけられた
業務に支障は、出さないつもりで引き受けたが、皆の力を借りたい
よろしくお願いします!」


皆がもちろんだ!と、拍手を送る


頭を上げた先輩は、驚きの発言



「宮崎を明日から営業で預かる事にした
話す前に、皆が受け入れ態勢であることに
心からホッとした
昼から、荷物を運ばせる」


男達が歓喜の声とともに
俺の肩を抱いた


「悪いな!楢山!
俺に惚れるかもよ?」

「楢山!ドンマイ!」


そして、女達は


「ダメ!宮様は、楢山さんのよ!」


外線電話が鳴るまで、仕事そっちのけ



先輩と目が合うと
力強く頷いてくれた

俺も頷いて返した





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