もう一度、恋して下さい!
さて、帰ろう


としたが


悠樹の歓迎会をしようということに


「すみません!!
お気持ちだけ!ありがとうございます!」


そうだった

悠樹は、こういう誘いを断るんだった



皆も周知の事


「きっぱり言うとこ!好きだなぁ~」
「気を使われるよりいいよ!」
「宮崎さん!私達、味方だから!」


悠樹は、ぎこちなく頷いて


「お気づかいいただいて…」

先輩が、悠樹の頭をポンと撫でた


「このオフィス内にいる仲間は、信じていいぞ
俺が保障する」


悠樹は、しばらく先輩を見上げる


「この格好だし…」


全員、悠樹の着替えがないことを忘れていた


オフィスが笑いに包まれ
頬を赤くする悠樹が、照れながら笑う




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