もう一度、恋して下さい!
「着替えて来い」

「わかりました」

「宮崎さんバスだったよね?
課長、車で宮崎の送迎してあげたらいいじゃないですか!」


俺は、皆と先に居酒屋に行った
始めてていいということだったから
遠慮なく、皆で乾杯!


「で!?楢山!宮様との馴れ初めは?」


全員がニヤニヤと見てくる



今まで飲み会があっても
つつかれたことは、なかった


「なんで今頃!」



俺は、盛大に突っ込んだ



「だってさ
宮様のあんな笑顔見たら、なあ?」



皆がうんうん頷く



「入社式の時から
ずっと好きだったんだ」



〝知ってる〟



全員に言われ狼狽する



俺が混雑時に出勤することも
先輩に恋バナしてることも
まるぎこえなうえに
俺は、わかりやすいらしい



< 60 / 106 >

この作品をシェア

pagetop