もう一度、恋して下さい!
飾る必要もない



「悠樹を助けたくて
嘘ついてたんだ
本当は、彼氏でも彼女でもない
俺の片思いなんだ」



女の子達が
「そこまでは、なんとなく想像通り!
でも、嘘でもつきあってた
そして、あんな笑顔を向けられる関係なんでしょう!?そこよ!」


どこだ…?



「楢山、鈍いな
宮様は… 」   ガラッと扉が開いた


「待たせたな」



先輩が入って来た事で
話が終わった


「宮崎さん!私服可愛い!!!」


女の子達の間に座り


「私もビール飲もっかな」





心を開いた
いや、開こうとしている




悠樹が皆に心を許してくれようとしている
それが、嬉しかった




ただ、皆は驚くだろう

先輩に劣らない酒豪ぶりに…





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