もう一度、恋して下さい!
「ということで
予定を早めて、来月のお披露目だそうです」


来月 と、聞いて一気に静か


ニコニコしている悠樹が小首を傾げた


「おい… お前、それ了承してきたのか」


「へ? えと、はい!」


先輩が悠樹を呆れ顔で見る


「商品化が決まったってだけで、パッケージも決まってないんだよ」

「うふっ 良いこと思いつきました!」


言って、出口に向かおうとする悠樹を
先輩は必死に止めた


「まてまて!!勝手に動くな!!」

「そうでした!
アイドルグループの1人が私の同級生の弟なんで、パッケージデザインしてもらおうかと!話題になるでしょう?」

「そ、そりゃ良い案だ
で?どこに行くんだ?」

「第一工場ですけど」






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