もう一度、恋して下さい!
先輩がムッとしながら
兄の顔を出した


「同級生がこの会社にいるなんて
聞いてねぇぞ?」


「言ってません
だって、知ったのはつい先日ですから
弟の自慢を一方的に1時間!
休憩中ずーと聞かされたんです!」


「そいつ大丈夫なのかよ!?」


「……どういう意味?」


「いや、色々あってこっちも心配っつーか、その、悪い奴ではないんだな?」


「知らないよそんなの!
同級生ってだけで、話したのは
この前が初めてなんだから!」



悠樹まで、妹の顔を出し始めた



「お前は、学習してねぇーのか!?
ほいほい信じて痛い目みてきただろうが!」

「そうだけど!役に立ちたいと思って!」


「まあまあ!2人とも!ここ会社!
ね!?宮崎さん、俺も一緒に行くよ!
課長、いいですよね?」


「おう」






< 64 / 106 >

この作品をシェア

pagetop