もう一度、恋して下さい!
大きなため息をついた一喜が
「ごめん」

頭を下げた


「私も… 無視してごめん
腹いせなんだろうけど、次はないから」



一喜が部屋を出て行った



翌日から、おじ様と一喜の様子を見る



明らかに一喜の態度は違う



昨日、言っていたことは本当なんだろう



「教えてあげようか?」





一喜には、借りがある
亜樹さんといつも迎えに来てくれた
居場所のない私を




「本当か!?」


キラキラと輝かせた目を見て
頷いた



まず、お手並み拝見


と、思ったけど




「ちょっと待って!」


一喜を制止



もしかして…



「すごく不器用なの?」

「/////おう」




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