もう一度、恋して下さい!
俺は、名案を出した


「それで写真撮られたんだろーが!」

「お言葉ですが!
部屋に上がらなければ良いのでは?」

「…それも、そうだな」


ピリピリムードが笑いに変わった



ただひとり、悠樹は困り顔



「しばらくの間だから!ね?」


俺は悠樹へ懇願の目を向けた


「むぅ… わかりました」


成功!



翌日、昼前に入った知らせ


「清瀬製粉が!!!
K製麺から契約切られた!」


オフィス内が騒然となる
無理もない
K製麺に見放されたら、倒産の危機だ

そうなったら、この企画どうなる?



「はぁ~桐生君だ」


悠樹がため息をついた


なぜ?桐生君?…Kって桐生のK?






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