もう一度、恋して下さい!
時間がない


「宮崎さん、作ってくれる?」


悠樹が作った方が早い


「いいんですか!?」


キラキラと笑顔になる


「「笑ってる」」


同級生ズは、なぜか拝んでいた


「なにしてんの?」


冷ややかに聞けば


「奇跡見た!」


と、寿君


試作室に先輩と悠樹、俺と寿君が入る


袋を開けてすぐ
悠樹は深呼吸をした


「良い匂い!」


悠樹は小麦粉を少し手のひらに出し
ペロリ


「んー!美味しい!」


作る前から大絶賛


「寿君!私これ買う!」

「まいどー!じゃねぇーよ!
同じ班の宮崎から金とれるか!
同級生なんだし、やるよ!」

「良い物は、高くても買う主義なの!」


そう言って、テキパキと作業を始めた






< 85 / 106 >

この作品をシェア

pagetop