悪魔に恋した少年(完結)
俺にとってそれほど透は大切な存在で。
反抗期ほどイラッとした事もあったけど本当の子供の様に可愛いく思っている。
まるで透は俺にとっての天使……うっ……
「そうか……、俺の力もここまでか。。最後に俺にとっての天使が何か知れて……良かった………」
視界がぼんやりとしてゆく中、俺には透の背中に白い天使の羽根が生えてる様に見える。
ああ……ここまで持ったのが奇跡か……。
俺には羽根がない。
人間界に残って透を育てると言った時に失った。
それが天界人からへの俺への罰だ。
それでも近くに居られた。
そして気付かさせてくれた。
透こそが俺が求める天使だと言うことを。
どうか君の夢が叶うように。
例えこの魂が消えようとも。
ずっと一緒だから…。