瑠璃の雫




瑠佳の寝顔を見るのはいつぶりだろうか
いつも私より先に起きてご飯を用意していた彼
いつもの笑顔はそこにはなかった















いつも白い肌がさらに白くなっている
いつもはその上に桜色の唇が薄く弧を描いているが今日は白い肌に埋もれていた
彼の淡い水色の瞳はその姿を確認することができない
瞼がかたくつむられていた




触れた瑠佳の肌は冷たい
「すい?」












彼はこちらへは来なかった
手を前で組み瞳は地を映している
「瑠佳……」




















「起きてよ……」













「もう10時だよ…」



















「いつも見たいにおはよって言ってよ…」






















「るかっっづ…」











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