瑠璃の雫



























戸越しに彼の吐息が伝わった。

























「……いないよ。」





















背中越しに彼が息を吸い直したのが分かった
「ねえ























すい?…………」










「ん?」








"知ってた?"











言おうとした言葉は喉に仕えたものによって拒まれた
私はその言葉を吐くのを諦め布団に入った



部屋は暗い








からから



戸がしまった音がした

〜〜〜

















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