学校一イケメンの先輩彼氏の溺愛 1
「…ーい おーい」

「んー 誰? 神宮寺先輩!」

「大丈夫か?」

「はい、大丈夫です」

「なら 良かった! 帰ろうか。」


「はい」


「足はだいじょうぶ?」


「だいぶ痛みも引いてきたので大丈夫だと思います」


本当はすごく痛いけど心配かけないようにしないと迷惑かけちゃう


「嘘つき」


「…えっ」


「本当はすごく痛いんでしょ」

「ッ なんで分かったんですか?」


「顔が痛そうな顔してるし 歩き方も変だし 見てたら分かるよ」

「ッ」

「それと 一人で抱え込んじゃ駄目だよ
どんな事抱えてるかはわからないけど
人間一人では生きていけないし
周りにもっと甘えてもいいんだよ」


「ッ いきなりどうしたんですか?」

「たまにすごく悲しそうな顔したりするから何か抱えてるのかと思ったから」


「ッそんなことないですよ」


「そっか、 帰ろっか」


「はい」


なんで先輩が悲しい顔するんだろ?


また人を悲しくさせちゃった
はーなんで私って人を不幸にしかしないんだろ

「そうだ ご飯食べてかない?」

「えっいいんですか?」

「うん 良いよ 」

良いよって神宮寺先輩は言ってくれてるけど急にどうしたんだろ?


「ここが俺ん家 そうだ親に電話とかしなくて大丈夫?」

「大丈夫ですよ 独り暮らしですし
親も心配なんかしてないので」


「わかった じゃあ入ろうか」

ガチャ

「ただいま」

「おかえり、龍虎」

「あら、お客さん 珍しいわね笑
遠慮せずに上がってください(*^^*)」

「おじゃましますー」


「もう少ししたらご飯できるから待っててね!」

「そうだ、お名前聞いてもいいかしら?」

「あっはい 山田萌香です!」

「萌香ちゃんね ゆっくりしてってね!」


優しそうなお母さんだなー
私にもこんなお母さんが居たらいいのに…

って先輩はなにしてるんだろ?

「あのー」

「なぁーに?」

「先輩はどこに居ますか?」

「あー龍虎なら部屋にいると思うわ
呼んできてくれるかしら?」

「はい 分かりました」


トントン

「先輩、お母さんが呼んでますよ!」

ガチャ
「ん、ありがとう笑」


「いえ」

先輩の後ろ姿かっこいいなーって私何考えてるんだか、早く降りよ!

「あっご飯できたわよ
食べましょ」
「はい ありがとうございます

いただきます!」

うわぁ美味し 人の手料理食べるの久しぶりかも!

「美味しいか?」

先輩が優しい笑顔で聞いてきた

「美味しいです^_^」

「そうか、良かった!」

モグモグ…

「ごちそうさまでした!」

「そろそろ帰るか?」

そう先輩に言われて時計を見ると

うわぁもう10時だ そろそろ帰ろうかな?

「はい そろそろ帰ります」

「なら家まで送るよ」

「ありがとうございます」

「お邪魔しました」

「先輩!今日はありがとうございました
美味しかったです」


「それは良かったよ
そうだ せっかくだから友達にならない?」


「えっでも…」

私なんかが友達作っていいのかな?

迷惑じゃないかな?

「迷惑でもないし
むしろ大歓迎だよ^_^」

「ッ先輩ってエスパーですか?」

「声に出てたから」

あー 私声に出してたの!

最悪ー、

「あっ先輩家に付いたのでもう大丈夫ですよ!」

「ん、わかった じゃあまた明日な!
気をつけてな それと敬語はなしで友達なんだから」


「は…うん」

「また明日ね おやすみなさい!」


「おやすみ!」
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