クール姫の秘密
「じゃあまず1個目」
そう言うなりあたしの手をぎゅっと握った茜
「どう感じる?」
「…ドキドキする、けど安心する」
「フッ、そうか」
茜の手あったかい
「じゃあ2個目」
こんどは頭を撫でてきた
「こんどはどう?」
「んー、もっと撫でて?」
「っ、!!」
大きくてあったかい茜の手に擦り寄る
「〜〜、かわっ、」
「ん?」
「いやなんでもない」
なんか聞こえてんけど、まあいっか
「んじゃ3個目」
と言って、離れて言った手を、名残惜しく見つめると、
「フッまたあとでね」
「っ!!うん!」
茜優しい!
「じゃあ今度こそ3個目」
と言って、3個目は抱きしめてきた
「っ!!?」
うっわ
「どう?」
「心臓バグバクする」
「…他には?」
「体熱い…けどもっとぎゅってしてほしい」
「っ!!〜〜〜!」
「茜、なんかわかった?」
茜の胸に埋めてた顔を上げて顔を見つめる
「っ、うん」
「え、なんやった!!?」
「…」
「…?」
「…これ、俺が言ったらナルシみたいじゃ…」