もし明日、この世界が終わると言うのなら。
「綾乃ちゃん、無理して部活やめることなかったんじゃない?祐希先輩、気にかけてくれてたし、あのままいけば付き合えたかもしれないよ…?」


昼休み、綾乃と別れて教室に戻ろうとしていたとき、綾乃と友達の会話が聞こえてきた。

「いや、でも和輝には私がいないと…」

「そんなん言ってるから彼氏でできないのー!」

「いやでも、ね」


やっぱり綾乃に迷惑かけてたし…

俺より祐希先輩の方が綾乃を守ってあげられる。






俺は、迷惑しかかけてない…


最低だな、俺。
< 60 / 65 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop