日記
別れの時
今日という日が永遠に続けばいのに。
それは、私の脆く儚い願い事。
今日は貴方と久しぶりのお出掛け。
貴方は楽しそうに笑ってる。
笑ってお別れの準備をしてるの。
新しい寝巻きに、部屋着に、下着。
ねぇ。どうしてそんなに楽しそうなの?
明日は私にとって、
最悪の日になるかもしれないのに。
大切な貴方との、
お別れになるかもしれないのに…。
私はね、貴方と元気に会えないと辛いよ。
毎日貴方とお出掛けしたいよ。
貴方と一緒に色んな物食べたいよ。
同じ屋根の下で、貴方と眠りにつきたいよ。
だから、どこへも行かないでよ。
この気持ちに気付いてよ。
私の頬を、貴方への想いが流れてく。
貴方は優しく拭いてくれた。
大丈夫だから。心配しないで。すぐだから。
そう言って、胸を張って笑顔で歩いていく。
先の見えない、別れの明日へと。
私の手を優しく引いて歩いてく。
貴方の手からは温もりを感じた。
それと同時に、あなたの決意も感じた。
早く貴方が帰って来れますように。
これは、私の希望に満ちた願い事。