ハイスペック男子との、あまい恋

まさかの一言に

  



     水上先輩の、一言に私は息を呑んだ。


    先輩それ、本気ですか?



       あぁ、もちろん。俺はいつでも本気だ。君は仕事にいつも全力で、そんなきみに徐々に惚れていったんだ。

   いますぐに答えをださなくていいから、少し考えてみてくれないか?


    はい、もちろんです。私夢みたいでいったん家に帰って冷静になります。



     きょうは美味しいお店に連れていってくれて、ありがとうございます。それにごちそうにもなってしまって。


そんなことは気にしないで。俺のほうから誘ったんだから。今日は一緒にごはん行けただけで満足だよ。

 
    こちらこそ今日は、ありがとう。



  


 
   会計をし終わり2人で表参道を夜風が涼ませてくれた。



    2人の手は触れそうで、触れない、もどかしい距離だった。




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