涙とミルクティー
「話ぶっ飛びすぎですし、
頼りたいわけでも
守って欲しいわけでもないので、
結構です!!」
「ふーん?
断っちゃうんだ。
……まぁいいや。
どうせすぐ話す機会あるし。」
話す機会?
確かに隣のクラスだけど……
『もうじき下校時刻です。
教室に残っている生徒は
教室の窓をしめ_______』
「あ、もうそんな時間か。
帰るよね?
送る。」
「だ、大丈夫です!!」
えっと鞄はどこに……
あった!!!
「いやいやいや、
女の子をひとりで帰すなんて
俺出来ないからさ。」
「本当に大丈夫です!!」
私は
数分前の『じゃあ俺と付き合わない?』という
彼の言葉に未だに動揺しつつも
急いで鞄を拾い上げ、
逃げるようにしてその場を立ち去った。