涙とミルクティー
「今日は暑いな」

今は5月。
春から夏へと変わっていく季節で
気温差が激しい時期でもある。


ー風邪ひいてないといいけど。




『ピッ。ガタンッ。ーーパカン。』


自販機に着いた俺は

迷うことなく

"ミルクティー"のボタンを押し、

落ちてきたペットボトルを拾う。



『パキッ』


自販機の周りには人も少なく

俺はその場でペットボトルの蓋をあけ

乾いた喉に流し込んだ。


「やっぱり甘っ。」



いつもの習慣で飲んでるけど、

やっぱ甘いよコレ。

糖尿病になりそう。


なんて思っていると……
< 15 / 19 >

この作品をシェア

pagetop