この愛、スイーツ以上
「聞いたよ! 公開プロポーズ! なんですぐ教えてくれないのさ」
「は?」
「昨日、うちの奥さんが母さんと買い物に行って聞いたと教えてくれたんだけど、あのパーティーの時にそんなことがあったなんてビックリ仰天だよ」
「大げさな……」
テンションが高い虎太さんに対して、副社長は低い。
低く返されても動じない虎太さんのお喋りは止まらない。
虎太さんもパーティーに出席していたが、あのときは離れた場所で誰かと話をしていた。だから、あのとき起こったことを奥さんから聞くまで知らなかった。
「でさ、保留にされているんだって! あははっ!」
「そこ、笑うとこじゃないだろ」
本当に笑うとこじゃないですよ。
虎太さんは少し話をしたいと副社長と私を応接室へと手招きする。
盛大なため息をついて、椅子から立ち上がった副社長に目で来るようにと促された。
難なく今日1日を過ごして、土日はコロに癒されながらのんびりしようと思っていたのに、そうはいかないようだ。
小さくため息をついて、副社長のあとに続いた。
「は?」
「昨日、うちの奥さんが母さんと買い物に行って聞いたと教えてくれたんだけど、あのパーティーの時にそんなことがあったなんてビックリ仰天だよ」
「大げさな……」
テンションが高い虎太さんに対して、副社長は低い。
低く返されても動じない虎太さんのお喋りは止まらない。
虎太さんもパーティーに出席していたが、あのときは離れた場所で誰かと話をしていた。だから、あのとき起こったことを奥さんから聞くまで知らなかった。
「でさ、保留にされているんだって! あははっ!」
「そこ、笑うとこじゃないだろ」
本当に笑うとこじゃないですよ。
虎太さんは少し話をしたいと副社長と私を応接室へと手招きする。
盛大なため息をついて、椅子から立ち上がった副社長に目で来るようにと促された。
難なく今日1日を過ごして、土日はコロに癒されながらのんびりしようと思っていたのに、そうはいかないようだ。
小さくため息をついて、副社長のあとに続いた。