この愛、スイーツ以上
「おはようございます! 今日からよろしくお願いいたします!」
「ああ、よろしく」
張り切って挨拶したのに返ってきたのは素っ気ない返事。私のことを欲しがったのは嘘だと思うような態度に重かった気分がさらに重くなる。
そんな私を気遣ってか安田さんが優しく話し掛けてくれる。
「吉川さん、副社長はいつも朝のテンションが低いので気にしないでくださいね」
「はい……」
そう言われても気になる。だって、目を合わせてくれなかったから、寂しい。
低血圧なのか知らないけど、挨拶くらいは目を合わせて
もらいたい。
気だるそうに頬杖をついて、パソコンの画面を見ている彼の前に立った。
ちゃんと私を見て欲しいからだ。
「副社長」
「なに?」
呼んでもパソコンから目を離さない。メールチェックでもしているのかもしれない。だけど、呼ばれたら顔をこっちに向けるものではないだろうか。
それが人に対する礼儀というものだし。
何がなんでも自分を見て欲しくなり、避けようとしていた話題を自ら出してしまった。
「ああ、よろしく」
張り切って挨拶したのに返ってきたのは素っ気ない返事。私のことを欲しがったのは嘘だと思うような態度に重かった気分がさらに重くなる。
そんな私を気遣ってか安田さんが優しく話し掛けてくれる。
「吉川さん、副社長はいつも朝のテンションが低いので気にしないでくださいね」
「はい……」
そう言われても気になる。だって、目を合わせてくれなかったから、寂しい。
低血圧なのか知らないけど、挨拶くらいは目を合わせて
もらいたい。
気だるそうに頬杖をついて、パソコンの画面を見ている彼の前に立った。
ちゃんと私を見て欲しいからだ。
「副社長」
「なに?」
呼んでもパソコンから目を離さない。メールチェックでもしているのかもしれない。だけど、呼ばれたら顔をこっちに向けるものではないだろうか。
それが人に対する礼儀というものだし。
何がなんでも自分を見て欲しくなり、避けようとしていた話題を自ら出してしまった。