この愛、スイーツ以上
それもドッグランで撮影に使ったスマホだったからプライベート用で、私はそれを見て絶句した。
「おや? 吉川さんと紫乃ちゃんじゃないですか? いつの間に撮られたのですか?」
こちら側に向けられたスマホの待受画面を安田さんも確認した。安田さんは微笑ましいものを見たような反応だが、私はあり得ないものを見せられたことで目を伏せたくなった。
なぜなら自分が待受にされていたからだ。私一人ではなくて紫乃ちゃんも一緒だけど、紫乃ちゃんよりも私の方が面積を多くとっている。
事情を知らない人が見たら、私を待受にしていると思いかねない写りである。
「なんでそれ、私なんですか?」
「何でって、かわいいからに決まってるでしょ? ほら、由梨……あ、吉川さんも紫乃もかわいいでしょ? 安田さんもかわいいと思うよね?」
名前で呼んでしまったことに気付いてすぐ言い換えはしたけれど、しっかりと名前を出してからでは遅い。逆に怪しまれる。
って、つっこむところはそこではないてっば!
「おや? 吉川さんと紫乃ちゃんじゃないですか? いつの間に撮られたのですか?」
こちら側に向けられたスマホの待受画面を安田さんも確認した。安田さんは微笑ましいものを見たような反応だが、私はあり得ないものを見せられたことで目を伏せたくなった。
なぜなら自分が待受にされていたからだ。私一人ではなくて紫乃ちゃんも一緒だけど、紫乃ちゃんよりも私の方が面積を多くとっている。
事情を知らない人が見たら、私を待受にしていると思いかねない写りである。
「なんでそれ、私なんですか?」
「何でって、かわいいからに決まってるでしょ? ほら、由梨……あ、吉川さんも紫乃もかわいいでしょ? 安田さんもかわいいと思うよね?」
名前で呼んでしまったことに気付いてすぐ言い換えはしたけれど、しっかりと名前を出してからでは遅い。逆に怪しまれる。
って、つっこむところはそこではないてっば!