この愛、スイーツ以上
混乱する思考を正そうと軽く自分の右頬を叩く。
「かわいいのは私ではなくて紫乃ちゃんですよね? 紫乃ちゃんだけの写真にするか、その紫乃ちゃんがいいなら、トリミングしてそこだけアップしましょうよ」
私の提案に副社長は首を傾げた。説明不足で意味が伝わらなかったのだろうか。
難しいことはもちろん言ったつもりはないし、分かりにくく言ってもいないはず。
「吉川さん、なに言っているの? 紫乃だけでなく吉川さんもかわいいと言ったのを聞いていなかった?」
「え? 聞きましたが……でも! その写真で気に入っているのは紫乃ちゃんですよね?」
逆に聞いていなかったのかと疑われてしまったが、私はおかしいことを言っていないと思う。
しかし、まだ納得しない私に副社長はため息をついた。
「この前も言ったけど、吉川さんは紫乃と同じくらいかわいい。だから、吉川さんを待受にしたんだよ。いつでもかわいい吉川さんを見ていられるようにね。いけないか?」
「いけなくは……」
本当はいけないです、恥ずかしいからやめてくださいと言いたい。
「かわいいのは私ではなくて紫乃ちゃんですよね? 紫乃ちゃんだけの写真にするか、その紫乃ちゃんがいいなら、トリミングしてそこだけアップしましょうよ」
私の提案に副社長は首を傾げた。説明不足で意味が伝わらなかったのだろうか。
難しいことはもちろん言ったつもりはないし、分かりにくく言ってもいないはず。
「吉川さん、なに言っているの? 紫乃だけでなく吉川さんもかわいいと言ったのを聞いていなかった?」
「え? 聞きましたが……でも! その写真で気に入っているのは紫乃ちゃんですよね?」
逆に聞いていなかったのかと疑われてしまったが、私はおかしいことを言っていないと思う。
しかし、まだ納得しない私に副社長はため息をついた。
「この前も言ったけど、吉川さんは紫乃と同じくらいかわいい。だから、吉川さんを待受にしたんだよ。いつでもかわいい吉川さんを見ていられるようにね。いけないか?」
「いけなくは……」
本当はいけないです、恥ずかしいからやめてくださいと言いたい。