この愛、スイーツ以上
そんな感じで副社長が食べたら、私も食べるを何度か繰り返していたら、ふと副社長の箸の動きが止まった。
真似している私も同じように動きを止めて、再開されたらすぐに動かせるようにと箸を見て待つ。
黒色の箸を挟む指は節がしっかりしているけど、長くて細めできれいでなんだかセクシーだな……って、食事中に何を思っているのよ!
慌てて手から顔へと視線を移すと副社長はこちらを見ていた。
何だろう?
「そんなに凝視されると居心地がよくないというか、食べにくいんだけど」
「ああ、すみません!」
「何で見てたの?」
副社長は箸を置いて、ワインを一口飲んでから頬杖をついた。
食べている途中で頬杖をつくのはマナー違反だけど、二人しかいないからいいのかな?
あ、そんなことを思うよりも聞かれたことに答えないといけない。
「実はこういうお店でちゃんとしたお料理を食べるのが初めてなんです。それでマナーが分からなくて不安だったから、副社長の真似をして食べていました」
「なるほどね」
答えに納得してくれたようけど、まだ食事を再開させないで、私を見ている。
真似している私も同じように動きを止めて、再開されたらすぐに動かせるようにと箸を見て待つ。
黒色の箸を挟む指は節がしっかりしているけど、長くて細めできれいでなんだかセクシーだな……って、食事中に何を思っているのよ!
慌てて手から顔へと視線を移すと副社長はこちらを見ていた。
何だろう?
「そんなに凝視されると居心地がよくないというか、食べにくいんだけど」
「ああ、すみません!」
「何で見てたの?」
副社長は箸を置いて、ワインを一口飲んでから頬杖をついた。
食べている途中で頬杖をつくのはマナー違反だけど、二人しかいないからいいのかな?
あ、そんなことを思うよりも聞かれたことに答えないといけない。
「実はこういうお店でちゃんとしたお料理を食べるのが初めてなんです。それでマナーが分からなくて不安だったから、副社長の真似をして食べていました」
「なるほどね」
答えに納得してくれたようけど、まだ食事を再開させないで、私を見ている。