俺の花嫁~セレブ社長と愛され結婚!?~
ずるずると同棲生活を続けてきた俺たちだったが、籍を入れるにあたって、本格的な新生活をスタートすることになった。
ということで、俺は今、莉依の実家で段ボールに囲まれている。
「これはもう捨ててもいいだろ?」
「ダメ! 記念なんだから!」
「高校のときのノートだぞ!? こんなもん、絶対使わないだろ!」
引っ越しの荷物を纏めるより前に、まずは押し入れに眠っているガラクタの断捨離から始まった。
なのに、莉依のやつ、思い出だなんだと理由をつけては取っておこうとするから、一向に片づかない。
「制服なんていらないだろ。着ないんだから」
「着る着ないの問題じゃないの!」
「どうせもうウエストが入らないくせに」
今の莉依の体型よりも細い制服を眺め見ていると、背後からパァンという破裂音とともに頭に衝撃が走った。
鈍い痛みに振り向けば、さきほど俺が捨てようとしていた高校のノートを握りしめた莉依の姿。すでに振り下ろしたあとだった。
なるほど、無用の長物かと思っていたが、こういう用途があったとは。……って、違うだろ。
ということで、俺は今、莉依の実家で段ボールに囲まれている。
「これはもう捨ててもいいだろ?」
「ダメ! 記念なんだから!」
「高校のときのノートだぞ!? こんなもん、絶対使わないだろ!」
引っ越しの荷物を纏めるより前に、まずは押し入れに眠っているガラクタの断捨離から始まった。
なのに、莉依のやつ、思い出だなんだと理由をつけては取っておこうとするから、一向に片づかない。
「制服なんていらないだろ。着ないんだから」
「着る着ないの問題じゃないの!」
「どうせもうウエストが入らないくせに」
今の莉依の体型よりも細い制服を眺め見ていると、背後からパァンという破裂音とともに頭に衝撃が走った。
鈍い痛みに振り向けば、さきほど俺が捨てようとしていた高校のノートを握りしめた莉依の姿。すでに振り下ろしたあとだった。
なるほど、無用の長物かと思っていたが、こういう用途があったとは。……って、違うだろ。