優等生、中川君。


───────…





2限目

国語の授業。



「で、この古文の訳は~…」




あ、やばい。眠い…


そう思いながら辺りをキョロキョロする。


ゆかり…


は、教室にいない。


あの子はしっかりしながら、自由な子で。

好きな時にサボって、好きな時に授業出て、なんて危険な事をしている。



あー、ノート借りようと思ってたのに…

でも…眠い…


あー…やばいぞ…



眠…










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