白い虎と蝶 ~絆~


俺以外の男のバイクに乗るとかさせねーし。



「ふぁ〜…」



眠いな……。



いろいろあったし今日はすぐ寝るか。



先に風呂だな。



俺はお風呂場に向かって歩く。



ピロリン。



ん?



歩き始めた時に携帯が鳴った。



リビングの机に置いておいた携帯を見てみるとひかるからメッセージだった。



[いま白蝶が家にいるか、わかる??]



白蝶??



まなのことか?



まななら家の明かり付いてたからいるよな…?



[あぁ、家にいると思うぞ]



[そか]



俺は気になってひかるに電話をかけた。



「なんかあったのか?」



[うんそれがね……俺たまたま街でまなちゃん見かけて声かけようと思ったら何か様子がおかしくてこっそりあと付けてたの。そしたらね……]



……………は?



[白蝶、というかまなちゃんを遥斗が後を付けててさ。暗い路地裏に入ってってそこで話してた。あ、安心して喧嘩はしてなかった。



少しだけ会話を聞きたくて近づいたら遥斗はまるでまなちゃんが白蝶だと確信してるみたいな話し方だったから、気になって]

< 102 / 238 >

この作品をシェア

pagetop