白い虎と蝶 ~絆~


そうだ。



私、かなめが熱出てどうしていいのか看病とかほとんどしたことないからわからなくて隆さんに電話したんだ!!



でも、たしかあのあと私もかなめも寝ちゃって………。



「隆さん、どうやってかなめの家に入ったの?」



かなめが、別にいいけどよなんて私の謝罪に対して返していたけど、私には聞こえていなかった。



「あははは。 その時はかなめさんが起きてたんだよ」



起きてたの?ずっと?




熱は?



大丈夫なの?



でも、大丈夫……そう?



顔は熱があった時よりも赤くないし、体温もあの時ほど暑くない。



「お前が寝ちまってからも、俺は寝てねーし?」



「そう、だったの」



恥ずかしい……。



「説明してやるから。ここで聞くか?」



ここ?



この部屋のこと?



どこか移動するの?



「俺の腕の中って言えばいい?」



「あ、いゃ…えっと……ベッドに座ります」



このままだと恥ずかしいので、ベッドに移ることに。


ベッドの脇に座り話を聞くことにした。

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