幼なじみの溺愛が危険すぎる。 〜中学時代〜
中学2年生になりました!
【side りり花】
「りりちゃん、今日は部活あるの?」
放課後、ホームルームが終わると玲音が私の教室にやってきた。
2年生に進級するときのクラス替えでも、
玲音とは同じクラスになれなかった。
「最近、よくうちのクラスに来るね? 」
「うん」
背の高くなった玲音を見上げるのにも慣れてきた。
「どうしたの? 」
「なんとなく? りりちゃんの生存確認的な? 」
「生存確認……⁇ 」
でも、ニコニコと笑っている玲音はすごく嬉しそうだし、
友達がいないって訳でもなさそうだし…
ま、いっか!
「玲音はこれから部活? 」
「うん、行ってくる」
「そっか。頑張ってね! 」
「じゃ、りりちゃん、またあとで」
にっこり笑って私の頭にポンポンと手を置いた玲音に
すかさずグーでパンチをお見舞いした。
「うぐっ」
みぞおちを押さえながら体をくの字に曲げている玲音をにらんだ。
「それ、やめてね!
頭、ポンポンってするやつ! 」
ムッとして睨みつけても玲音は
ニコニコと笑ったまま。
全く、なにをしに来たんだろ。
ぶつぶつと言いながら席に座ると、ちはるちゃんがにやりと笑った。
「りりちゃん、今日は部活あるの?」
放課後、ホームルームが終わると玲音が私の教室にやってきた。
2年生に進級するときのクラス替えでも、
玲音とは同じクラスになれなかった。
「最近、よくうちのクラスに来るね? 」
「うん」
背の高くなった玲音を見上げるのにも慣れてきた。
「どうしたの? 」
「なんとなく? りりちゃんの生存確認的な? 」
「生存確認……⁇ 」
でも、ニコニコと笑っている玲音はすごく嬉しそうだし、
友達がいないって訳でもなさそうだし…
ま、いっか!
「玲音はこれから部活? 」
「うん、行ってくる」
「そっか。頑張ってね! 」
「じゃ、りりちゃん、またあとで」
にっこり笑って私の頭にポンポンと手を置いた玲音に
すかさずグーでパンチをお見舞いした。
「うぐっ」
みぞおちを押さえながら体をくの字に曲げている玲音をにらんだ。
「それ、やめてね!
頭、ポンポンってするやつ! 」
ムッとして睨みつけても玲音は
ニコニコと笑ったまま。
全く、なにをしに来たんだろ。
ぶつぶつと言いながら席に座ると、ちはるちゃんがにやりと笑った。