Stop!!車掌さん


















―……あ………














そこには、確かに浅野聖人が仕事している姿があって。


優しい風が吹く。

浅野聖人がこっちを向き、あたしに気付く。


―あ………

浅野聖人の口が、何か言ってる。

そして悪戯な笑み。

―あたしはきっと、この人以外は見えてないんだ―

そう自覚出来るくらい、浅野聖人を、車掌さんを。
…―見つめてた―
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