chocolate mint
チャイムにかかった指に力が入り過ぎて、爪の先が白くなっている。
それでも指先から力を抜く事が出来ずに、押し続けていると、
ガタン……ガタガタ
ドアの向こうから、かすかに音が聞こえた。
……良かった、いた。と、ほっとしているうちに、
「もう、うるっさいなー。今開けるって!」
と、呆れたような紫ちゃんの声がして、あっさりと玄関ドアが開かれた。
ドアが開いた瞬間、ドアと紫ちゃんの隙間から室内へと目を向けると、開け放たれたままのリビングへ通じるドアの向こうで、きょとんとした表情で玄関の方を向いて座っている香織ちゃんと目が合った。
…………起きて……る?
何で?どうして?
だって、倒れたんだよね?※
(※ 裕介の勝手な妄想です)
……ってか、久しぶりに顔ちゃんと見た。
きょとんとした顔も、可愛いなぁ。
……って、違う!違う!
どうして、ちゃんと寝てないんだよ!!
それでも指先から力を抜く事が出来ずに、押し続けていると、
ガタン……ガタガタ
ドアの向こうから、かすかに音が聞こえた。
……良かった、いた。と、ほっとしているうちに、
「もう、うるっさいなー。今開けるって!」
と、呆れたような紫ちゃんの声がして、あっさりと玄関ドアが開かれた。
ドアが開いた瞬間、ドアと紫ちゃんの隙間から室内へと目を向けると、開け放たれたままのリビングへ通じるドアの向こうで、きょとんとした表情で玄関の方を向いて座っている香織ちゃんと目が合った。
…………起きて……る?
何で?どうして?
だって、倒れたんだよね?※
(※ 裕介の勝手な妄想です)
……ってか、久しぶりに顔ちゃんと見た。
きょとんとした顔も、可愛いなぁ。
……って、違う!違う!
どうして、ちゃんと寝てないんだよ!!