chocolate mint
だとしたら、さっきの言葉も全く耳に入っていない可能性がある。


真っ直ぐに今のありのままの気持ちを伝えて、心の中では『やりきった!』って達成感すらあったから、さすがに恥ずかしいんだけど……



もう一度勇気を振り絞って、恐る恐る聞いてみた。






「……ねぇ、香織ちゃん。僕、今結構大切な事伝えたんだけど、分かってる……よね?伝わったよね?」









「……はっ?」





香織ちゃんから返って来たのは、見つめ合っている今の雰囲気には合わない、なんとも間の抜けた声だった。



< 150 / 175 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop