KA☆ZO☆KU




何よ……。せっかくキレたのに……。




私は永太郎専用の弁当を渡して、凛が待つ席に着いた。





「ゴメ~ン。お待たせ♪」



両手を合わせて謝る。


「全然いーよ。
早く食べよ♪」




空腹の腹を早く満たしたい私たちは、ふたを急いで剥がし、中身に手を出した。





「ん~~、ママの弁当はサイコー♪♪


つうか樹、今日はまた激しい夫婦喧嘩してたね。」




もう毎日この話で疲れる……




「そぅ?

でもさすがの永太も、キレたらたいしたことなかったなぁ…。
つまんねぇ~」




永太ってルックスは中の中って感じ。




私は……中の上くらいかなぁ~~なんてね☆

ギャルなんかうけねぇか……



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