KA☆ZO☆KU
「もぅ高校3年目でしょ?
自分で起きれなきゃダメよ。
樹にも迷惑かけて……」
「へ~~い。
イツキッッ!!行くぞッッ。」
私は鞄を持ち、永太郎はトーストを口にくわえ、自転車の鍵と鞄を持って靴を履いた。
「「行ってきまーーす」」
私と永太郎は一緒に玄関を出た。
これは毎度の事です。
私は永太郎の自転車の荷台に股がった。
(良い子は真似しないで)
永太郎と私は同じ学校、同じクラス。
だから、登校も下校も一緒。