星降る空で抱きしめて【下】~女子校英語教師と生徒の恋の場合
翌朝、私が朝食を摂っていると
「おはよー。」
と兄がダイニングに入ってきた。
「お兄ちゃんおはよう。」
「おぉ、舞奈ハピバ!」
「ありがと。」
兄は私の向かいの席に座り、カップにコーヒーを注ぐ。
「なぁ舞奈。」
「ん?」
「誕生日プレゼントなんだけどさ、『勉強教えてあげる券』と『肩たたき券』どっちがいい?」
「は?何そのラインナップ。」
「いや、すまん…
もうすぐクリスマスだろ。その…お金がなくて…」
「あーはいはい。碧さんのプレゼントは買えても妹にお金はかけられないってことね。」
碧さんとは兄の彼女。綺麗で優しくておよそ兄には勿体無いような素敵な人で、兄は碧さんにベタ惚れなのだ。
「すまん舞奈…」
「どうせならもうちょっとスペシャルなことをやってもらえる券の方がいいなー。」
「うぅ…わかった。
じゃあ『何かスペシャルなことをやってあげる券』にしよう。」
「どんな無理難題ふっかけるか必死になって考えよーっと。」
「あんまり無茶振りはやめて~!」
「ご馳走さまでした。さぁって学校学校。」
私は兄に意地悪な笑みを向けるとダイニングを出た。
* * *
「おはよー。」
と兄がダイニングに入ってきた。
「お兄ちゃんおはよう。」
「おぉ、舞奈ハピバ!」
「ありがと。」
兄は私の向かいの席に座り、カップにコーヒーを注ぐ。
「なぁ舞奈。」
「ん?」
「誕生日プレゼントなんだけどさ、『勉強教えてあげる券』と『肩たたき券』どっちがいい?」
「は?何そのラインナップ。」
「いや、すまん…
もうすぐクリスマスだろ。その…お金がなくて…」
「あーはいはい。碧さんのプレゼントは買えても妹にお金はかけられないってことね。」
碧さんとは兄の彼女。綺麗で優しくておよそ兄には勿体無いような素敵な人で、兄は碧さんにベタ惚れなのだ。
「すまん舞奈…」
「どうせならもうちょっとスペシャルなことをやってもらえる券の方がいいなー。」
「うぅ…わかった。
じゃあ『何かスペシャルなことをやってあげる券』にしよう。」
「どんな無理難題ふっかけるか必死になって考えよーっと。」
「あんまり無茶振りはやめて~!」
「ご馳走さまでした。さぁって学校学校。」
私は兄に意地悪な笑みを向けるとダイニングを出た。
* * *