キミに恋する
私と彼の新しい関係
"なに!?"って思った瞬間、引っぱられ何故か抱きしめられる。
『え!?』
「なに、逃げようとしてんの?」
耳元で囁かれる。
『に、逃げようとなんてっ!』
「あのときも。告ったと思ったらすぐ、逃げやがって」
『お、覚えて!?』
そう、実は私。中学校の卒業式の日。
如月くんに告白した。
"好きな子がいる"って噂は知ってたから、
気持ちだけ伝えて『返事はいらない』っていって
そのあと、逃げるように家に帰ったんだ…
な、なのに覚えてたなんて