クールな部長は溺愛同居人!?
さぷらーいず

幸弘さんの部屋まで運ばれて
彼のベッドに横たわり
そのまま彼が私の上に重なる。

私の顔をジッと見下ろしてから
長い指を動かし
ゆっくりと、髪を触り頬を触り
唇に止まる……冬の蝶のよう。

彼の人差し指がそっと私の唇を割る。

「誰にも渡さない」

怖いくらい真剣な顔。

私は手を伸ばして彼の頬を触る。
ひげそり後の手触りが気持ちいい。

「未亜……」

幸弘さんの声が耳元に沈み
ワンピースのファスナーを外されて

甘い甘い時間が過ぎてゆく

幸弘さんが大好き。


世界でいちばん

大好き。
< 131 / 153 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop