クールな部長は溺愛同居人!?
さぷらーいず
幸弘さんの部屋まで運ばれて
彼のベッドに横たわり
そのまま彼が私の上に重なる。
私の顔をジッと見下ろしてから
長い指を動かし
ゆっくりと、髪を触り頬を触り
唇に止まる……冬の蝶のよう。
彼の人差し指がそっと私の唇を割る。
「誰にも渡さない」
怖いくらい真剣な顔。
私は手を伸ばして彼の頬を触る。
ひげそり後の手触りが気持ちいい。
「未亜……」
幸弘さんの声が耳元に沈み
ワンピースのファスナーを外されて
甘い甘い時間が過ぎてゆく
幸弘さんが大好き。
世界でいちばん
大好き。