クールな部長は溺愛同居人!?
「会社でも家でも一緒だよ。可愛がってあげるからね」
言葉が出ない
やっぱり悪魔だこいつ。
「俺に指図をするな」
「はい」
「好きだよ未亜」
そして再びの耳たぶ甘噛み。
もう本当にカンベンして下さいっ!
金縛りを全身の力を使って精神力で破るように、私は気合を入れて立ち上がり課長をベッドに突き飛ばす。
「もういいですか、部屋に戻りますからっ!」
「お前、本当にサラッと流しすぎ」
「失礼しました!」
大きな声を出し
私は後ろを振り返らず
一気に隣の部屋に逃げ込んだ。
何あれ?
何?よくわかんないけど
間違いなく
完敗しました。私の負けです。
おのれ
人をからかって遊んだな
悔しいよーーー!!
ダメだ頭が回らない。
また明日考えよう。先は長そうだ。
なんか……衝撃すぎてよく覚えてない。怖くて疲れたけど……よくわかんないけど甘かった。クラクラきた。
課長の言葉も覚えてないけど
課長って家では二度と言わないようにしよう。
とにかく疲れた。
そのまま私はベッドに倒れ
夢も見ないで熟睡した。