クールな部長は溺愛同居人!?

次の日の午後

しっかり元気になった私は真依子ちゃんに電話する。

『楽しみにしすぎてお腹痛くなった?』
冷たい声が心と耳に響きます。

「ごめんなさい。で、どうだった?」
どんなハイスペック男子が集まったの?
早く話を聞きたくてウズウズ。

『うーん……思ったより……』

「真依子ちゃんのハードル高いからなぁ」

『それはある』
認めるの早いなぁ。

『どうも俺様入ってる感じで、イマイチだった』

「うちの課長みたいなの?」
ドSの俺様が多かった?

『あんな素敵な人ならいいけど、イマイチだったなぁ次に期待しよう』

「真依子ちゃん彼氏いるでしょう」

『それとこれとは別なの』
力を入れて言われてしまった。
そうなの?

『でも、リリコちゃんがイケメン1人ゲットした』

「リリコちゃんも参加だっけ?」

リリコちゃんとは私と真依子ちゃんの同期で、私が希望していた住宅展示場の案内嬢をやっている。

私の希望の場所とイケメンをゲットなんて
うらやましいよリリコちゃん。
思わずタメ息。

『未亜の代わりに入ってもらった。まぁ餞別代わりにいいか』

「餞別?」

『あれ?知らない?リリコちゃん今年いっぱいで辞めるんだよ』

えっ?リリコちゃんが?
同期が辞めるって何かショックで寂しい。

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