【短】《甘切番外編》 泉未君の甘姫餌付け大作戦
するとなぜか甘木先輩は、ム~~~ッとホッペを膨らませてスネた様な顔をしていた。


「せ、先輩?どうしたんですか?」


「………」


「もしかして手作りは嫌でしたか?だったらすみません、やっぱり……」


「…違う」


どうして急にご機嫌ななめになったのか分からずアタフタするオレに、甘木先輩はポツリと一言。


「泉未が私の事喜ばせ様としてくれたのはとっても嬉しいし、このクッキーも超おいしいよ?でも――――…ナコの家に行ったのは嫌」


「えっ?」


「例えリエイ君もいて2人っきりじゃなかったとしても…なんか………複雑なの」
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