完璧幼馴染の仮面が崩れるとき



「本当にその人との未来しか考えられない。

だから、宇都宮さんと結婚は出来ないと思う」




俺は茉莉花に対して思ってることや、してきたことを全部そのままありのままを話した。


『そっか…』


なんてきっと落ち込んだ声が返ってくるんだろうな。そう言われたら、なんて言うのが正解なんだろう…。


そう思っていると、



「なんて素敵なお話…

それは私がかなわないわけですね。
久遠さんみたいに素敵な方でもそんなに一人の女性を愛することができるなんて、ちょっとかっこいい人の印象が変わりました

かっこいい人って、だいたい女はアクセサリーみたいに思ってるものだと思い込んでました


勝手にごめんなさい。


でも、正直に話してくれて嬉しかったし、お世辞とかではなく本当にその幼馴染さんと上手くいけばいいのにって思ってます


そんな大事な方がいるのに、私が久遠さんの貴重な休日を使っちゃってすみませんでした。


このお話は私ほうから、お断りしておきます

安心してください!
『本当にいい人だけど、性格が合わなかった』とか適当な理由つけておくので!」




なんて、かなり予想外の展開になった



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