完璧幼馴染の仮面が崩れるとき






このドレス、耀が私に選んでくれたものなんだ…

そう思うとすごく幸せな気持ちになる。



「ほんと、ごめんね?茉莉花ちゃん。

我が弟が不器用すぎて、いっぱい傷ついたんじゃない??」



私を気遣ってそう言ってくれる麗奈ちゃんに私はめいっぱい首を振った



「たとえ傷ついてたてしても、それもいい思い出だからいいんです」




そうだ。本当に耀と一緒に居られた時間はとても幸せな時間だった。


私の愚痴をなんとも言わずに聞いてくれるし、
私の理想をバカせず笑って『そーゆうとこ好き』って言ってくれる。


そんな耀が私は大好きなんだから…



そう思っていると、麗奈ちゃんは優しく笑って



「まぁほんと、耀はいい子を見つけたわね

と言うより、いい子が幼なじみでよかったわね」


といった。


「いえいえ!こちらこそです!!」


私がそう言うと麗奈ちゃんは「可愛い」と頭をポンポンとしてくれた





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