完璧幼馴染の仮面が崩れるとき




そして、耀がワインを一口飲んで口を開いた




「そろそろ、大事な話する」



耀はふぅ〜と大きな息を吐いて、落ち着いた。





「あのさ…。


今までがどうだとか、そんなことはもういい。



俺はいっつもなかなか素直になれねぇから、

茉莉花には、すげー中途半端な態度とってきたって自覚もある。



責められても仕方ないって思ってる。




でも、俺、


本当に何よりも茉莉花が大事だ。



フランス行き、正直めちゃくちゃ迷った。



でも、行くって決断するとき、絶対に茉莉花のことがよぎるんだよね


フランスに行くことなんかどうでもよくなるぐらい、俺は茉莉花に惚れてる。


茉莉花、俺はもう絶対に泣かせたりしない。


お前だけをずっと見てきたんだ。



これからも、俺の隣で輝き続けて欲しい。







結婚しよう。茉莉花。」





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